ネットで調べると「日本人に一番多いパーソナルカラーはブルベサマー」だと書かれていることがとても多く感じます。
日本人の約40%がブルベ夏(サマータイプ)だと記載されている記事などもあります。
この記事では、「ブルベ夏」の特徴や、なぜサマータイプと診断される人が多いのか、その理由について解説します。
ブルベ夏(サマータイプ)の特徴とは?

肌の特徴
- 色:ピンクがかった色白の肌
- 質感:パウダリーでマットな肌質
- 日焼け:赤くなりやすいが、日焼けしにくい傾向
瞳の特徴
- 色:赤茶系、グレー系で明るめ
- 印象:白目と黒目のコントラストが柔らかく、穏やかな目元
髪の特徴
- 色:ほんのり柔らかいグレイッシュ系のブラウンやソフトなブラック
- 質感:細くて柔らかい
雰囲気
- 見た目:優しくて穏やかな日本人らしいお顔立ち
芸能人の例
- 蒼井優さん
- 浜辺美波さん
- 広末涼子さん
日本人の40%がブルベ夏?


インターネットの情報によれば、「日本人の40%がブルベ夏」とされています。
記事によっては80%と書いているものもあります。
仮に40%が事実であれば、私たちの周りにいる人の約3人に1人がサマータイプということになります。
こんなにもブルベ夏の人は多いの?
では、ブルベ夏の特徴である「色白ピンク肌」「柔らかな瞳」「グレーや淡いローズピンク、ラベンダーが似合う」といった人がそんなにも多いでしょうか?
オータムやスプリングの方は?
また、店頭に並ぶコスメを見ると、イエローベース向けのオレンジ系やブラウン系が非常に多いと思うのですが、人口の40%がサマーなのであればもっとサマー向けのコスメが店頭にたくさん並んでいてもおかしくないと思いますし、洋服の色ももっとサマーの色が沢山売られているはずです。
ブルベ夏が多いとされる理由
ではなぜサマーと診断される人が多いのでしょうか?
1.サマーの色が「色白効果」を持つ
サマーの色には肌を白く明るく見せる効果があるため、一見誰にでも似合っているように感じられることがあります。
確かに私もスクールで学び始めた時はそのようにみえていました。
ですが色白に見える=似合うというわけではありません。サマーの色が苦手な方にサマーのドレープを当てると色によっては逆にくすんで見えたり血色が悪く見えたり、色が浮いてみえたりする場合があります。
2. 日本人の色白志向
これはあくまでも私の見解ですが、日本では「色白」が美しいとされる文化があるため、サマーの色が肌を白く見せることから「似合う色」として選ばれやすく、サマーと診断されている方が多いのではないかと思います。
実際の診断現場の声
私自身もパーソナルカラーのスクールでは、「サマーが最も多い」と習いました。
ですが実際に診断していると、典型的なサマータイプに該当する方はむしろ少ない方ではないかと思います。
診断結果に違和感を持つ方も多い
私のサロンでは自己診断では別のシーズンだと思っていたけど「サマー」と診断され、違和感を持たれ再診に来られる方も多いです。
自分の直感も重要
診断結果が自分の感覚と大きく異なり違和感を持たれている場合はご自身の感覚の方が正しいということもあります。
もし気になられる場合は再診をおすすめします。
日本人に多いのは本当にブルベ夏?
2000名以上のお客様を診断させていただいた経験から感じることとして、日本人に「圧倒的にブルベ夏が多い」とは言えないと考えています。
ネット上のデータとは異なり、実際には以下のような傾向が見られます。
- 実際サマーの方は40%もいない
- 他のシーズンの人がサマーと誤診されるケースもある
- サマーの色の「色白効果」により診断が偏る可能性がある
まとめ
パーソナルカラー診断は自分に似合う色を知り、よりオシャレを楽しむためのツールです。
知っておくと便利なことも沢山あります。
しかし診断結果に違和感がある場合は、再診を検討したり、自分の感覚を信じてみることも大切です。
※来られるお客さまの雰囲気はサロンによって異なるのでもちろんサマーの方が1番多いサロンもあるとは思います。あくまでもアナリスト個人の見解になります。
さらに詳しく自分の似合うカラーを知ることでこんなメリットがあります
- 自分の魅力を最大限に引き出す色がわかり自信が持てる
- 新しい自分に出会える
- 化粧品を買うときに色で迷わず買えるようになる
- 服に色物を取り入れられるようになっておしゃれを楽しめる