黒は「誰にでも似合う万能のベーシックカラー」という印象がありますが、実は意外と似合う人が限られる色です。
この記事では、そんな黒が似合うパーソナルカラーについて解説していきます。
黒が苦手なパーソナルカラーの方が黒を着る時のポイントもご紹介しているので、「なんだか黒がしっくりこない」「フォーマルウェア等で黒を着る機会がある」という方はぜひ参考にしてくださいね。
黒が似合うパーソナルカラー
黒が似合うパーソナルカラーは、
- ブルベ冬
- イエベ春(ビビッドトーンが似合うスプリング)
- イエベ秋(ストロングトーンが得意なオータム)
です。
イエベ・ブルベ問わずいずれも深い色・鮮やかな色が似合うタイプで、顔立ちがハッキリとした方に黒が似合います。
反対に、明るい色・優しい色・薄い色が似合う人が黒を着ると顔色がくすんだ印象になってしまいます。
そのため、黒を着る場合はスタイリングに工夫が必要です。
黒が似合っているか確認する方法
「パーソナルカラーの診断をしたことがない」「黒が似合っているか自分で判断できない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここからは簡単に「黒が似合っているかどうか」確認する方法をご紹介します。
顔立ちがハッキリしている
黒が似合うタイプは、目鼻立ちがハッキリとした彫りが深い(顔の形が立体的)人が多いです。
黒は印象が強いカラーなので、色のパワーに負けないようなコントラストの強い顔立ちの方に似合いやすいです。
よく周りの人から「濃い顔」と評される方や、顔のパーツが大きめの方は黒が似合うことが多いです。
茶髪にすると野暮ったい印象になる
黒い服が似合う人は、黒髪もよく似合います。
黒髪の時と比べて、茶髪にした時に「野暮ったい・垢抜けない・老けて見える」印象になってしまう方は黒が似合うタイプの可能性が高いです。
黒いトップスを着た時に顔に陰が出ないか
本人のパーソナルカラーに合っていないトップスを着ると、顔に陰が出て全体的にくすんだ印象になります。
黒いトップスを着た時に「疲れて見える」「ほうれい線やクマが出る」と感じる場合は、黒が苦手なタイプの可能性があります。
パーソナルカラー別の「似合う黒」
ひと口に黒と言っても、漆黒からグレーに近い黒など種類は様々です。
そのため、パーソナルカラーによって似合う黒も異なります。
ここからはパーソナルカラー別の「似合う黒」をご紹介していきます!
イエベ春が似合う黒
出典元:https://wear.jp/ms10534/24722708/
柔らかで優しい色を得意とするイエベ春の方は、強い印象の黒が苦手な傾向にあります。
ダークブラウンなど、真っ黒よりもブラウンがかった色の方が取り入れやすいでしょう。
黒を取り入れる際は、光沢感や柔らかさを感じられる素材の服を選ぶと失敗しにくいです。
得意なコーラル系と合わせてコーディネートして、黒が持つ強い印象を緩和させましょう。
ブルベ夏が似合う黒
出典元:https://wear.jp/yoahiru35/23621304/
透明感がありヘルシーな印象を持つブルベ夏の方は、明るくて淡い色が得意です。
黒を着る際は真っ黒ではなく、青みがかった黒・グレーが入った黒を選ぶとしっくりきます。
真っ黒な服を選ぶ時は薄手のニットやシアーな素材のものだと、黒の強い印象が抑えられて着こなしやすくなります。
イエベ秋が似合う黒
出典元:https://wear.jp/mocaoffice/24409355/
暗めで温かみのある落ち着いたトーンの色が得意なイエベ秋の方は、ブラウンがかった黒を選ぶとぴったりハマります。
真っ黒な服を着る場合は、コーディネート全体の色数を抑えて大人っぽい綺麗めな印象にすると洗練された印象に仕上がります。
ブルベ冬に似合う黒
出典元:https://wear.jp/mumu0806/24727777/
黒が最も似合うブルベ冬の方は、濁りのない黒を選ぶとより顔色が明るくなります。
コントラストの効いたコーデが得意なタイプなので、全体を黒でまとめて鮮やかな差し色を加えるとメリハリの効いたコーディネートに仕上がります。
ブルベ冬の中でもアイシーカラーなど明るめの色が得意なウィンタータイプの方は、真っ黒を選ぶと洋服の印象の方が強く見えてしまいます。
紺に近い黒を選んだり、光沢のある生地のものを選ぶと黒の強さが緩和されて着こなしやすくなります。
黒が似合わないパーソナルカラーの場合はどうする?
黒が似合うパーソナルカラーの人は限られているため、実際は似合う人の方が少ない色です。
とはいえベーシックな色なので黒い服を避け続けるというのも難しい話ですよね。
着たい服が黒であったり、フォーマルシーンや制服などでどうしても黒を着ないといけない場面も少なからずあるかと思います。
そこで、ここからは黒が似合わない場合の着こなしのポイントをご紹介していきます。
顔周りに得意な色を持ってくる
顔周りに得意な色を持ってくることで、顔色を明るくして黒の強さを緩和させる方法です。
スカーフを巻いたり首元からインナーをチラ見せしたりと、顔から1番近い部分に得意な色を持ってくるだけで、ただ黒を着た場合と比べて柔らかな印象になります。
また、顔から服までの距離が近くなるタートルネックを避け、肩まわりの空いた服で肌見せすることで黒が与える顔への影響を緩和させる方法もあります。
フォーマルウェア等で黒を着る必要がある場合は、インナーに得意な色を持ってくると自然な印象です。
素材に気をつける
明るい色・優しい色が得意な方がレザーなど硬めの素材の黒を着ると、「服に着られた」状態になりがちです。
生地の柔らかさや光沢感はコーディネートを考える際にとても重要な要素になりますので、意識して選ぶとワンランク上のおしゃれを楽しめるようになります。
パーソナルカラー別に得意な素材が異なるので、ぜひ参考にしてください。
- イエベ春……サテンなど艶や光沢のある柔らかな素材
- ブルベ夏……シフォンやチュールなど、シアーな透け感のある素材
- イエベ秋……コーデュロイなどマットな素材
- ブルベ冬……シルクやベルベットなどツヤとハリのある素材
同じ黒でも生地が違うと全く印象が異なってくるため、服を選ぶ際はぜひ実物を手に取って検討することをおすすめします。
アクセサリーやメイクで華やかにする
アクセサリーやメイクで顔や顔周りを華やかにして顔の印象を強調させ、「黒に寄せる」ことで着こなす方法です。
- 柔らかな色が得意なイエベ春……華奢で光沢のあるゴールドのアクセサリー
- 透明感のある色が得意なブルベ夏……軽い質感のシルバーアクセサリー
- くすんだ色・重ための色が得意なイエベ秋……重厚感のあるアンティーク系のゴールドアクセサリー
というように、ご自身のパーソナルカラーに合わせたアクセサリーを着けて顔色を明るくしましょう。
また、メイクを工夫することで黒を着こなしやすくする方法もあります。
ハイライトやシェーディングを施して顔にコントラストを付けたり、カラーコンタクトをワントーン暗めのものを着けたりすると黒い服のコーディネートも自然におさまります。
まとめ
実は似合うパーソナルカラーがかなり限られている黒ですが、コーディネートや素材の選び方次第でどんな方でも似合わせることは可能です。
同じ黒でも様々な種類があるため、自分に似合う黒を見つけると洋服選びのハードルもグッと下がります。
「黒は似合わないから」と諦めてしまう前に、ご自身のパーソナルカラーごとの似合う方法をぜひトライしてみてくださいね。
万能カラーである黒を味方につけて、おしゃれがますます楽しめることを応援します!
さらに詳しく自分の似合うカラーを知ることでこんなメリットがあります
- 自分の魅力を最大限に引き出す色がわかり自信が持てる
- 新しい自分に出会える
- 化粧品を買うときに色で迷わず買えるようになる
- 服に色物を取り入れられるようになっておしゃれを楽しめる